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2022/06/14 08:21

ゆかたと一言で言っても色柄はもちろんのこと

素材も綿や最近はポリエステルのものもございます
さらに綿の中でも綿紅梅や綿絽という生地感の違うものも…

一番大事なのは
コレ好き!というお気持ちが選ぶ時の最大のポイントですが
迷ったときに何か参考になったらいいなと
素材の事を少しお話させていただこうと思います


浴衣の素材 夏らしい透け感 【綿絽】

絽(ろ)とは、レース状になるように「搦(から)み織り」という方法で織られた素材。見て一番わかりやすい判断ポイントは『横に間隔が入る様に織られています。この横の間隔(点々・・となってる)が普通の平たい目の詰まった綿生地とは大きく違って高級感と涼やかさが表現されます。多くは高級浴衣に使われる生地ですが、もちろん仕立て上がりの浴衣にもございます。



綿絽の場合は、先日も書かせて頂いた
『居敷当てってどうなの?』https://sizukyou.theshop.jp/blog/2022/05/30/194643
こちらある、透けるタイプの浴衣になることが多いので、基本的に反物から仕立てる‘’お誂え‘’(反物+お仕立=仕上がりの浴衣)の場合は居敷当てをつけていただく事を推奨します。

仕立てあがった店頭ですぐ買って着られる浴衣の場合は、居敷当てをつけるつけないの選択肢がありませんので、浴衣を着る下着に『裾よけ』と呼ばれる腰から下をカバーするものを着用いただくことでカバーできますので、仕立てあがった浴衣でも気に入ったものならトライしてくださいね。

透けるのって夏らしい涼やかさを表現していますし、実際に点々と穴が開いてるような生地なので風が通るという効果もあって、平たい生地よりも見た目も着ていても涼感があるっていいですよね。下着だけ気を付けてあげれば、とってもカッコよく着られるので、透けるのは夏の魅力!ぜひ素敵な綿絽の浴衣を着て頂きたいです。

続いて綿紅梅の生地


浴衣の素材 夏らしい透け感 【綿紅梅】

綿紅梅は、格子状に太い糸を織り込んだ生地に型染めした染物です。異なる糸の太さを組み合わせて格子状に織られたことにより、生地に凸凹ができます。この凸凹を意味する「勾配」から紅梅という名がつけられたといいます。薄手の地に太糸による格子があるおかげで、生地が肌に張り付かず、涼しさを感じさせてくれます。

綿絽とは違ったアプローチで涼やかさを体感できるように織られていますね。



 居敷当てはどうしましょう?というのも透け感より格子の凹凸で涼やかさを感じられるようにしてありますので、お色と生地の厚みによっては必要だったり、なくても大丈夫だったりします。これはその浴衣を試着したり反物なら透け感をチェックして頂いて個別の判断になると思います。上の写真のように白地のところがところどころあるなら、白のところをカバーしたい→居敷当てつける。となるかもしれません。全部紫色だったら、いらないかも?と考えるもの、浴衣ツウのようでカッコよくないですか?

あるものをそのまま着るのでなくて、自分流に、そしておしゃれに着るための判断ができるってカッコイイですよね。お店の方ともそういうやり取りで浴衣への想いを重ねていくという時間もいいものではないでしょうか。



以外と便利?

浴衣の素材  【ポリエステル】


東レという繊維の会社←有名ですよね

東レから出ていますポリエステルの着物と言えば、シルック

涼やかにサラサラの風を通して汗を速乾してくれる【ポリエステル セオα】




ポリエステル?という感覚で、ビックリのサラサラ。理由は↓コチラなんですね


東レHPより セオα

新合繊の特色であるソフトな膨らみと張り・腰のあるドレープ性などの高感度な質感に加え、綿100%素材を上回る吸水性を有する清涼快適新合繊です。繊維断面形状の設計と混繊技術を駆使することで軽量感とサラサラしたドライ感を実現するとともに、毛細管吸収構造により優れた吸水効果を発揮します。夏物ブラウスやジャケット、浴衣などのアウター分野や肌着、スポーツ等のインナー分野で、高い評価を得ていま


洗ってもすぐ乾く、しわになりにくい、サラサラとした感覚が好評で秀逸な機能性素材です。ここで一句。高機能な素材でサラッと行きたいセオα。字余り。。。。。

写真のセオαは柄の感じが小さい絵なので浴衣としても夏の着物としてもよいです。




浴衣の素材 高級ライン 竺仙【綿紬】

素材は綿紬なんですが、竺仙さんの作る綿紬の生地は丈夫でしなかやで、着心地がよく、透ける対策も心配いらないので

超上質でいながら、サラリと着るだけで美人になります。生地の紹介は竺仙さんホームページより↓

奥州小紋に使用しております、奥州絣生地は紬糸を使用しているにもかかわらず、紬番手の糸を織り込み、更に絣糸を使用した見た目と異なるしなやかな織物です。
この素材を使用して小紋染めした品が奥州小紋で、昭和30年代に竺仙が開発そして名づけたものです。


風合いも上質感が漂いますね。ナチュラルな素材感、落ち着いたお色で大人の夏の涼感がとても素敵に感じます。



こちらも綿紬

竺仙さんの綿紬、注染染めの浴衣。フシのあるグレーの生地、オトナー!クールだけどナチュラルな感じもあって柄のシュッとした色使いなど和モダンさが引き立ちます。




透け感がないので、居敷当てはなくてもいいくらいと思いますが、心配な方はつけましょう…くらいのイメージ。(←あくまでも参考になさってください)。裾除け(下着)はつけておきましょう。



最後に、物の色柄、素材。やっぱりいいものはいい。うっとりして、そのうっとりを着られるというのが浴衣や着物のすごいところで

身にまとう幸福。素材のことをしったりしてモノを見る目を培ってきて一生モノを手に入れるそして大切に着続ける。そんな本物を知って、着て、楽しむことは自分を大事にして、時間を大事にした生き方ではないでしょうか。

 

若いころには知らなかった感じられなかった事が年齢を重ねて知識や経験を経て身につくこと。知るだけでなく実行すること。成長しつづける自分に似合うものを身にまとう。いい年齢の重ね方をしたオトナでいたいですね。

 

浴衣の素材いろいろ、最後までご覧くださって有難うございます。ご参考になりましたら嬉しいです。


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